デンゼル・ワシントン、カンヌレッドカーペットでぶち切れ
第78回カンヌ国際映画祭

現地時間19日に行われた第78回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門出品作『ハイエスト・2・ロウエスト(原題) / Highest 2 Lowest』(スパイク・リー監督)の公式上映のレッドカーペットで、主演のデンゼル・ワシントン(70)がフォトグラファーにぶち切れる一幕があった。
New York Post によると、同フォトグラファーは、レッドカーペットでリー監督と話すデンゼルの気を引こうと彼をつかんだようだ。この無礼な行いに、デンゼルは激怒。フォトグラファーの顔に指を突きつけ、「やめろ!」と繰り返し叫んだ。
フォトグラファーは“イコライザー”デンゼルの怒りを前にしても笑顔のままで、戻ろうとしたデンゼルの腕をまたつかむというまさかの行動に。これにデンゼルは首筋の血管が浮き出るほど激高し、「やめろ!」と絶叫した。この件についてデンゼルの広報はコメントしていない。
なお、この日が無礼なフォトグラファーによって台無しになることはなかった。会場内では、デンゼルの映画界への多大なる貢献をたたえ、名誉パルムドールを贈られるというサプライズが。盟友リー監督から紹介を受けたデンゼルは、「これは完全なサプライズで、感激しています。心の底から皆さんに感謝します」と語り、晴れやかな笑顔を見せていた。(朝倉健人)