実写版『リロ&スティッチ』がアナ・デ・アルマス主演『バレリーナ』に勝利!
全米ボックスオフィス考

先週末(6月6日~6月8日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー実写版『リロ&スティッチ』が興行収入3,236万2,543ドル(約47億円)を上げ、新作であるアナ・デ・アルマス主演のアクション映画『バレリーナ:The World of John Wick』を下して3週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)
【画像】サイドざっくり!アナ・デ・アルマスが大胆ドレスで魅了
『リロ&スティッチ』の累計興収は3億3,565万8,888ドル(約487億円)で、世界興収は7億7,245万8,888ドル(約1,120億円)に到達した。2025年公開のハリウッド映画で最初に世界興収10億ドル(約1,450億円)を突破する作品になりそうな勢いだ。
『ジョン・ウィック』シリーズ最新作として、アナ演じる新キャラクターである暗殺者イヴを描く『バレリーナ:The World of John Wick』は、興収2,450万1,663ドル(約36億円)で2位デビュー。配給のライオンズゲートの控えめな予想興収3,000万ドル(約44億円)を下回り、華々しいデビューとはいかなかった。観客評価は高いものの、配給が望んだほど『ジョン・ウィック』ファンを惹きつけることはできなかったよう。『ジョン・ウィック』シリーズは今後も盲目の殺し屋・ケイン(ドニー・イェン)のスピンオフ映画などが予定されており、成功に向けて舵を切れるか注目される。
公開3週目の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、興収1,482万4,742ドル(約21億円)でワンランクダウンの3位。累計世界興収は4億5,024万1,695ドル(約653億円)となったが、劇場の取り分を引いた配給収入はその約半分。同作の製作費は4億ドル(約580億円)といわれており、劇場公開分のみで赤字を回避するのはなかなか厳しそうだ。
そのほか、拡大公開となったウェス・アンダーソン監督の『ザ・フェニキアン・スキーム(原題) / The Phoenician Scheme』が14位から6位にジャンプアップ。日本の人気アニメ「ダンダダン」シーズン2の1~3話を先行上映する『ダンダダン:イーヴィル・アイ(原題) / Dan Da Dan: Evil Eye』が興収318万8,577ドル(約4億6,000万円)で8位にランクインした。(編集部・市川遥)
6月6日~6月8日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『リロ&スティッチ』
2(初)『バレリーナ:The World of John Wick』
3(2)『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
4(3)『ベスト・キッド:レジェンズ』
5(4)『ファイナル・デスティネーション:ブラッドライン(原題) / Final Destination: Bloodlines』
6(14)『ザ・フェニキアン・スキーム(原題) / The Phoenician Scheme』
7(5)『ブリング・ハー・バック(原題) / Bring Her Back』
8(初)『ダンダダン:イーヴィル・アイ(原題) / Dan Da Dan: Evil Eye』
9(6)『罪人たち』
10(7)『サンダーボルツ*』