トム・クルーズ、アカデミー名誉賞の受賞が決定!

アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは現地時間17日、トム・クルーズ(62)にアカデミー名誉賞を授与すると発表した。オスカー像は11月16日、オーベーション・ハリウッドのレイ・ドルビー・ボールルームで行われる第16回ガバナーズ・アワードでトムに授与される。
アカデミー名誉賞は、映画界において類まれなる功績を残し、その発展に並外れた貢献をした人に贈られる賞。アカデミーのジャネット・ヤン会長は「トム・クルーズは映画制作コミュニティー、劇場体験、そしてスタントコミュニティーへのとてつもない貢献で、わたしたち全員をインスパイアしてきました」と選出理由を明かしている。
“最後の映画スター”とも称されるほど絶大なスターパワーを誇るトムは、『ミッション:インポッシブル』シリーズですべてのスタントを自らこなすなど映画制作に飽くなき情熱を注いでいることで知られる。映画館がコロナ禍で苦境にあえぐ中、『トップガン マーヴェリック』(2022)を特大ヒットさせて映画界の救世主となった。アカデミー賞にはこれまで俳優として3回(『7月4日に生まれて』(1989)の主演男優賞、『ザ・エージェント』(1996)の主演男優賞、『マグノリア』(1999)の助演男優賞)、プロデューサーとして1回(『トップガン マーヴェリック』の作品賞)ノミネートされている。2022年のカンヌ国際映画祭では名誉パルムドールを贈られていた。
第16回ガバナーズ・アワードで授与されるオスカー像は全4体。アカデミー名誉賞がトムのほか、振付師・女優・プロデューサーのデビー・アレン、美術のウィン・トーマスに、ジーン・ハーショルト友愛賞(人道支援活動を通じた映画界への貢献をたたえる賞)が歌手で女優のドリー・パートンに贈られる。(編集部・市川遥)