「べらぼう」伊藤淳史がまさかのカムバック!退場からわずか2週間の再登場に驚きの声

横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の1日放送・第21回で、第19回で亡くなった女郎屋・大文字屋市兵衛役の伊藤淳史が、二代目として再登場。一人二役に臨むことが明らかになった。事前告知なしの登場とあって電光石火の復活に、SNSでは驚きや喜びの声で沸いた(※一部ネタバレあり)。
伊藤演じる一代目・文字屋市兵衛は、新興勢力の妓楼「大文字屋」の妓楼主。経費削減のため女郎に安いカボチャばかり食べさせたことから“カボチャ”のあだ名を持ち、“ドケチ”として江戸中に知られ、子どもたちの口ずさむ歌にもなったといわれている。病に倒れ、第19回で亡くなった際には視聴者から早すぎる死を悼む声が寄せられていたが、第21回では二代目・大文字屋市兵衛としてカムバック。初代の大文字屋市兵衛亡きあと女郎屋を継ぎ、お抱えの売れっ子花魁・誰袖(福原遥)が、身請け先のターゲットを田沼意知(宮沢氷魚)に定めたと知るや、誰袖とともに意知のひそかな政治工作に協力する……という役どころ。伊藤にとって、大河ドラマへの出演は「義経」(2005)以来、20年ぶりとなる。
二代目・大文字屋が現れるなり、SNSでは「びっくり」「蘇ったのかと思った」「まさかの二代目w」「そっくりやんw」「しれっと出てる伊藤さん」「まさかの続投w」「そうきたか」と大盛り上がり。見た目は一代目とそっくりだが「全くタイプが違う」「二代目はかわいい感じ」「雰囲気マイルド」「随分と穏やか」「素直な人?」とガラリと異なる人柄も注目を浴びた。
伊藤いわく、当初より二代目を含めてオファーされていたそうで、再登場にあたり以下のようにコメントを寄せている。
「二代目大文字屋市兵衛役を演じさせて頂きます、伊藤淳史です。友人、知人に、「大文字屋、死んじゃったね、もう、出ないんだね」という連絡を沢山もらい、早く 21話のオンエアを迎えてくれという思いで、2週間過ごして参りました! ようやく、皆様にお伝えすることができました。大文字屋のオファーを初めて頂いた時点で、二代目のオファーも頂いておりました。二代目も演じさせていただけること、大変光栄に思っております。キャラクターの変化をどのように表現するか、とても悩みました。二代目は、視聴者の皆様が、ほっこり出来るような、また、厳しさの中にある優しさのようなものが感じられる、そんなキャラクターに出来たらと、思っております。「初代も二代目も、ほとんど一緒じゃん」と、思わせてしまったら、大変申し訳ございません! 同一人物が、演じております。その点に関しては、どうか、皆様の寛大な心で受け入れて頂き、まだまだ続く、蔦重の人生を、最後まで見届けて下さいますよう、どうぞ、よろしくお願い申し上げます」
なお、近年では大河ドラマ「どうする家康」(2023)で北川景子が織田信長(岡田准一)の妹・お市と、その母・茶々役の一人二役に。お市は8月6日放送の第30回で退場するも、その約1か月半後の第36回で茶々役として再登場し、反響を呼んだ。(石川友里恵)