トム・クルーズ、マイナス40度の世界でロケ敢行『ミッション:インポッシブル』極寒メイキング映像が公開
先日の来日も話題を呼んだ、トム・クルーズ主演の人気アクションシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(5月23日全国公開)から、北極圏に位置する世界最北の街で行われた、極寒の撮影の裏側を捉えたメイキング映像が公開された。
【動画】全てが凍る世界!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』メイキング映像
本作は、トム演じる敏腕スパイ、イーサン・ハントの活躍を描いた人気アクションシリーズの第8弾。世界を舞台に展開するトムのリアルなスタントも見どころとなっており、これまで、ドバイにある世界一高い高層建築物ブルジュ・ハリファやノルウェーのプレーケストーレンという名の断崖絶壁、アブダビの砂丘など、ロケには過酷な世界中の壮大なロケーションで撮影を行ってきた。
そして本作では、人が居住する地としては世界最北となる、ノルウェー領スヴァールバル諸島がロケ地のひとつに選ばれた。極寒の地にも関わらず、トムはメイキング映像で「息をのむほど美しい。この素晴らしい場所で撮影できるなんて本当に特別な体験だ」と感激。その言葉の通り、映像には一面に広がる氷原、雪に覆われた山岳地帯、そして砕氷船でしか進むことができない荒々しい北極海など、壮麗な景色が映し出されている。
現地の気温はマイナス40度という極寒の世界。ベンジー役のサイモン・ペッグは「マイナス40度の寒さは演技ではごまかせない。手袋を外せば数秒で指が凍ってしまう」と厳しい環境下で演技をする難しさを告白する。
機材には常に雪が積もってしまうなど、技術的にも過酷な撮影となったようだが、グレースを演じたヘイリー・アトウェルは「この過酷な環境がサスペンスとドラマを深める」とロケだからこそ得られる説得力に言及。トムも「臨場感のある映像を届けたかった。素晴らしい仕上がりだよ」とCGでは決して表現することの出来ないリアルへのこだわりを語っており、今回も不可能に挑んだ一本となったことを期待させる。
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、5月17日~22日まで先行上映された後に5月23日より全国公開。(編集部・入倉功一)